2008年11月14日

何十年ぶりか・・・

 ここのところAPS-3は専ら撃つだけで、弄るのはお休みしている。その代わり最近手に入れたAPS-1GMを弄っている。APSCAP本大会でも未だに上位に入る実力はどのようなものか試してみたくなったからだ。弄ると言っても上位入賞者のY氏やK氏のような大改造ではなく、グリップを自分に合わせたり、トリガーフィーリングを自分の好みに近づけたりと言った基本的な部分をやっている。
 今までグリップは私の手が小さい(と言うか指が短い)せいで、加工と言えば専ら削るだけで、削った後も表面をザッと滑らかにしてお終いという程度のことしかしてこなかった。もっともそれでそれほど不満に思わなかったからだ。だが今回GMのグリップは削っただけではしっくりこない部分が多いし、かなり削り込んだのでグリップセイフティーの部分の穴が気になって仕方がない。そこで意を決してパテ盛り知ることにした。なぜ意を決するって言うほど大げさなのかというと、昔プラモデルを作ったりしたときは必ずと言っていいほど最後の仕上げに失敗するからだ。プラモデルだったらそのままお蔵入りすれば人目に晒されることはないが、グリップはそうはいかない。だから今までどのグリップもパテ盛りしてこなかった。
 
 加工中の画像もないし、あまり参考にはならないと思うが、材料と手順を書いてみる。もっともプラモデルやフィギュアを作った経験のある方には「ここが違う!」とか「ここはこうした方が・・・」とか色々とご意見もあるかと思いますが、何十年かぶりにやる素人なのでその辺はご容赦を。(汗)

 材料・道具等

  ・グリップ
  ・エポキシパテ
   私はホームセンターで手に入りやすいセメダイン社のエポキシパテを使いました。
   金属用や木部用、プラスチック用などいろいろありますが、どれを使っても大丈夫
   だと思います。
   特別用途の書いてないやつが量が多くてお得です。
  ・ラッカパテ(ポリパテ)
   私はホームセンターやカーショップで入手しやすいソフト99のラッカパテを使いました。
   柔らかくのびの良いものであれば、プラモデル用のパテでもOKかと思います。
  ・耐水ペーパー(#80~120,#240~320,#400~600,#1000~1200あたりを適当に)
   私は#80,#240,#320,#500,#1000を用意しましたが、粗目、中目、細目の3種か
   +極細目の4種ぐらいあればOK
  ・サフェーサー
   私は田宮模型のプラモデル用サフェーサーを使いました。
   表面の滑らかさにこだわらなければ無くても良いかと思います。
  ・塗料スプレー(好きな色で)
   私はあまり仕上げに自信がなかったのでつや消し塗装することにしました。
   また、滑り止め加工風の仕上げをするならアサヒペンのストーン調スプレーがおすすめ。
   ストーン調スプレーは色の種類が少ないが、完全に乾いた後で好みの色をオーバース
   プレーすればOK
  ・必要に応じてリューター、組ヤスリ、マスキングテープ、コンパウンド等。

 手順
  ①削りたい部分はパテ盛り前に削っておく。
  ②盛り上げたいところにエポキシパテを盛る。このとき、盛りすぎ、少なすぎに注意する。
    注:エポキシパテはよく混ぜてから使うこと。水で少し濡らすと滑らかになり成型しや
      すい。
  ③十分に硬化するまで待つ(約24時間)
  ④粗目の耐水ペーパーで水磨ぎし、形を整える。
  ⑤グリップを十分乾燥させてからラッカパテで段差の気になるところや、表面のあれてい
   るところに盛る。
    注:盛りすぎに注意。ラッカパテは速乾性なので素早く作業する。
  ⑥十分硬化するまで待つ(約24時間)
  ⑦中目、細目の耐水ペーパーで水磨ぎし、形を整える。
  ⑧十分乾燥させたら、銃にグリップを取付てサイティングや試射をしてみる。
  ⑨満足するまで②~⑧を繰り返す。
  ⑩外したグリップにサフェーサーを吹く。
    注:一度に厚塗りせず、薄く吹き付ける。
  ⑪サフェーサー乾燥後、凹凸が気になる場合はラッカパテを盛る。
  ⑫ラッカパテを盛った場合はパテの乾燥後、細目又は極細目の耐水ペーパーで水磨ぎ
   する。
  ⑬満足するまで⑩~⑫を繰り返す。
  ⑭好きな塗料で塗装する。
    注:一度に厚塗りせず、数度に分けて吹く。
      塗料が垂れる寸前が一番艶が出ると言われているが、その辺は技量次第(笑)
  ⑮十分乾燥の後、好みに応じて表面仕上げ。
    注:いつも私が失敗するのはここ。なので今回はつや消し仕上げ(=何もしない)(汗)
  ⑯銃に取付て完成。

 こんな作業を嫁の居ぬ間にコソコソとやって完成までに約3週間。その間に部屋がなんか臭いとか色々言われたけど、その辺は適当に誤魔化しつつ何とか完成にこぎつけた。下地処理がちょっと雑な部分があったけど、握った感じは抜群に良いのでまぁ満足のいく仕上がり。何とか人に見せても良いくらいにはなったのでホッとした。何十年かぶりにこんなことやって失敗したらどうしようかなんて思っていたが、昔より少しは成長したようだ。(笑)

追記
 何とか人に見せても良いぐらいとか書いておきながら、完成したグリップの画像が無いのは突っ込まないでぇ~



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Posted by Plinker  at 21:18 │Comments(3)工作

この記事へのコメント
Plinker様 ご無沙汰です。
私も以前GP100のグリップをチャレンジしました。

かなりせっかちな私はエポキシ樹脂もセメダインのクイックメンダー(業務用)夏季なら約5分、冬季なら15分あれば硬化するものを使用しています。

業務用と言っても今ではホームセンターで手に入ると思いました。

長所は硬化が早いこと、短所は硬化が早い為、形成がその時にあまり行えない事ですね。

又、写真UPして下さい。(^^
Posted by APSCUP練習生APSCUP練習生 at 2008年11月15日 22:07
APSCUP練習生さん、お久しぶりです。

私の使ったエポキシパテも整形は5分ぐらいで終わらせないと硬くなってダメです。一応1時間ぐらいおいておけばカチカチに固まっているのですが、取説にはヤスリがけは24時間以上おいてからと書いてあったので我慢しました(笑)
私も基本的にせっかちなんですが、これだけは過去に失敗したことがあったので、ちゃんと時間をおいてからヤスリがけすることにしています。

実はお気づきかと思うのですが、私のブログには画像が一枚もありません。別に故意に載せないというわけではなく、ホントのことを言えばただ単に使えるデジカメがないだけです。(大汗)
Posted by Plinker at 2008年11月16日 23:24
そんなこんなでよろしく。
Posted by マキシマム・ヒゲ at 2008年11月18日 00:15
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